63%がプライベート重視 どう対応する? 


働き方改革関連法案の審議が進み、今国会での成立が見込まれてきました。いよいよ待ったなしで働き方の見直しが必要となります。 

法案の目玉の1つである「時間外労働の上限規制」は、法案の概要が発表された当時、仕事が回らなくなると拒否反応を示す中小企業事業主が少なくありませんでした。 

日本商工会議所の「働き方改革関連施策に関する調査」によると、約20%の企業が「直近1年で時間外労働の上限規制に抵触する労働者がいる」と回答しています。 

しかし、深刻な採用難で労働者の定着も重要課題となり、長時間労働を是正しようという流れが広がっています。これは労働者側の意識の変化も影響しています。 

象徴的なものとして、平成元年に放映された栄養ドリンクリゲインのCMでは、ビジネスマンにふんする時任三郎氏の「24時間戦えますか」のフレーズにより、徹夜してもバリバリ働けるビジネスマンが、逞しく、かっこよいという印象を持った方も多いのではないでしょうか。 

しかし、時代とともに労働者の価値観は変化し、「2018年マイナビ新入社員意識調査」によると、「仕事よりプライベートを優先させたい」と答える新入社員が、過去最高の63.2%に上りました。 

生活の中心がプライベートであることが分かります。ただし、「仕事への期待」「仕事に対する夢」「出世意欲」があるという回答も増加しています。つまり、仕事が嫌だからプライベートを優先させたいわけではなく、ワークライフバランス重視なのでしょう。 

これからは、この志向を尊重した労務管理が必要です。具体的には、柔軟な働き方としてフレックスタイム、変形労働、テレワーク、インターバル休息など自社に馴染む制度を導入し、そしてハード面では勤怠や管理業務はクラウドを活用して生産性向上につなげ、運用面では、管理職が部下の労働時間管理を徹底する、この3点から改善に着手すると良いでしょう。 

これらを後回しにしてきた企業は、逆に取り組めることが多く、効果も出しやすいと思います。ワークライフバランスを推進して、スマートでかっこいい働き方を実現しましょう。 

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【記事提供元】————————————————–
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※文書作成日時点での法令に基づいて執筆された記事です

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